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パワーポイント基礎講座 – 自分でテンプレートを作ってみる

最終更新日:2018/6/6

パワーポイントのスライドは、あらかじめ用意されたテンプレートから作成することができます。

ただ、最初に用意されたテンプレートはおせじにも使いやすいとは言えず、その利用価値はあまり知られていません。

ここでは、スライドマスターを編集して、簡単にきれいなテンプレートを使うことができるようにします。

まずはスライドのサイズを決める

スライドの初期設定は、16:9のワイド画面に設定されています。これはPCやノートPCに合わせた画面なので、A4の資料として配布する場合はサイズの変更が必要です。

A4の資料でも、ノート型で印刷をする場合はワイド画面でも問題ないでしょう。プレゼンテーションを利用する環境に応じて、先に決めておいてください。後から設定しなおすと、相当面倒なことになってしまいます。

スライドのサイズを設定するときは、「デザイン」-「スライドのサイズ」を選択します。A4サイズにする場合は、「ユーザー設定のスライドのサイズ」を選択します。

編集はストーリーボードから

パワーポイントを起動したら、上部メニューを見てください。一番右に「ストーリーボード」というメニューがあります。このメニューから「レイアウトの編集」を選択すると、スライドマスターの編集画面に移ります。

スライドマスターは「マスタースライド」と「タイトルスライド」の2つが必ず必要です。とりあえずたくさんあるレイアウトを全部消してみてください。大きなマスタースライドとタイトルスライドの2つだけが消せないで残ります。

ついでに、中身も全部消してしまいましょう。

マスタースライドはテンプレートのテンプレート

マスタースライドとタイトルスライドの関係について少し説明しておきます。これから作るのはプレゼンテーションのテンプレートとなるレイアウトですが、マスタースライドというのは、そのレイアウトのテンプレートです。

試しに、マスタースライドに適当な図形を入れてみましょう。スライドマスターメニューに図形の挿入アイコンがあるので、そこから図形を選択します。通常のプレゼンテーションを作るのと同じように、「ホーム」や「挿入」からも作ることができます。マスタースライドに図形を入れると、タイトルスライドにも同じ図形が表示されることが確認できます。

また、「スライドマスター」メニューから、「レイアウトの挿入」を選択しても、同じ図形が入ったレイアウトが増えることも確認できます。つまり、マスタースライドのデザインは、全てのスライドに共通したデザインということです。

ただし、マスタースライドに入れても、他のレイアウトで消すことができるものもあります。マスタースライドを選択すると、スライドマスターメニューに「マスターのレイアウト」という項目が現れます。ここで設定する項目は、レイアウト上で表示、非表示を選択することができます。

マスタースライドの設定項目は、タイトル、テキスト、日付、スライド番号、フッターの5種類です。項目を入れておくと、レイアウトの新規作成時に反映されます。

タイトルスライドは表紙

タイトルスライドは、簡単にいうと表紙の役割を果たします。特に「表紙にページ番号を入れたくない」という場合は、タイトルスライドを必ず表紙に設定しなければなりません。

また、タイトルスライドと他のスライドのデザインを分けるときは、マスタースライドは空白にしておきましょう。

レイアウトの作成

マスタースライドの設定項目をいじくってみる

まずは、マスタースライドの設定項目をいじくってみましょう。

1.「フッター」と「スライド番号」を表示させます。

2.フッターにコピーライトの表示を書いて、位置を調整します。

3.スライド番号を中央寄せにして、位置を調整します。

これだけで、とりあえずは十分です。なお、コピーライトの表記は、本当は必要ありません。誰が書いたかが分かれば、著作権の表記がなくても保護されます。とはいえ、何も書いていなければ無断で使うような人もいるので、無用なトラブルを避けるためにも注意書きとして書いておくことをおすすめします。

レイアウトの新規作成

いよいよレイアウトの作成です。「レイアウトの挿入」を選択すると、「マスタータイトルの書式設定」というテキストと、先にマスタースライドで設定したフッタとスライド番号が表示されたレイアウトが作成されます。

ここから3つのレイアウトを作成します。

1.通常のプレゼンテーションで使うレイアウト

まずは通常のレイアウトです。

マスタースライドの書式設定を「20pt、黒100、Bold」に設定します。

ついでに高さも適当な幅にしておきましょう。設定は「ホーム」から行います。20ptというのは、タイトルの長さがある程度長くなってもだいたい1行で収まる範囲です。もっと大きくしても構いません。必要であれば後から変更することもできるので、あまり神経質にならないように決めましょう。

次に上下にラインを入れてみます。ラインがなかなか真横にならないときは、Shiftキーを押しながらドラッグすると真横に引けます。色は何でもいいですが、濃い色にしましょう。ここでは、ついでに右上にロゴを入れてみました。

これで通常のレイアウトは終了です。

2.タイトルのない空白のレイアウト

レイアウトを複製します。今作ったレイアウトにマウスカーソルを合わせて右クリックします。するとオプションメニューが出るので、「レイアウトの複製」を選択します。すると、今作ったレイアウトと全く同じものが複製されます。

あとは、ここから上のラインとマスタースライドの書式設定を削除するだけです。これで、タイトルのない空白のレイアウトが完成します。

3.セクションの区切りとなるレイアウト

まず、新しいレイアウトを作成して、大きな四角を作ります。色は薄い色を使います。枠線は消しましょう。この上にタイトルを乗せたいのですが、このままだと、四角の下に隠れてしまいます。

そこで、四角の上にタイトルを表示させるため、四角を背面に移動します。四角を選択して右クリックし、「最背面に移動」を選択します。

これで、タイトルが上に現れました。

最背面と最前面

プレゼンテーションを作るときは、必ず「重なり」を意識しなければなりません。基本的なルールは次の通りです。

1.一つのオブジェクトは必ず重なりを持っている

2.複数のオブジェクトが同じ重なりになることはない

3.新しく作ったオブジェクトほど上に重なる

つまり、オブジェクトの重なりを上下することで、好きなオブジェクトを表示したり、また隠したりすることができるということです。なお、オブジェクトの重なりを全体的に見たい場合は、「ホーム」 – 「配置」 – 「オブジェクトの選択と表示」を選択することで、右側に表示されます。

続きです。

円を作ります。正円を描きたいときは、Shiftキーを押しながらドラッグします。適当な大きさの円を作ったら、先に作った四角に重なるように配置します。配置したら、「図形の効果」 – 「影」を選択して、右下に影を作ります。色は、四角につけた色を濃くしたものです。

次に文字の調整です。マスタースライドの書式設定は、40pt、黒、Boldにします。円の文字は40pt、白、Boldにします。これでセクションの区切りとなるスライドが完成しました。

 

これで全てのレイアウトが完成しました。スライドマスターメニューから、「マスター表示を閉じる」を選択します。

テンプレートの保存

テンプレートを保存します。ファイルから「名前を付けて保存」を選択します。ファイル形式は「PowerPointテンプレート(*.potx)です。テンプレートの保存場所はC:\Users\ユーザー名\Documents\Office のカスタム テンプレート\に入ります。

これを変更したいときは、「ファイル」 – 「オプション」 – 「保存」を選択し、「個人用テンプレート規定の場所」のフォルダの場所を好きな場所にしてください。

テンプレートの活用

テンプレートを使うときは、「新規作成」を選択します。デフォルトでは「お勧めのテンプレート」が選択されていますが、これを「個人用」にすると、先ほど保存したテンプレートが表示されます。

この個人用テンプレートを使って新規作成すると、先ほど作ったレイアウトを利用することができます。

先にテンプレートを作っておくと、後からの作業が驚くほど簡単になります。ぜひ、自分なりのテンプレートを作ってみてください。

パワーポイントの資料作成ならお任せください。