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広告デザインは結局落ち着くところに落ち着く

最終更新日:2015/6/23

販売や営業に使う資料や配布物を宣材物と言います。チラシやフライヤー、リフレットなどの印刷物から、ノベルティ、食品、サンプルまで、その種類は様々です。
そして、それらの宣材物にはたいてい何らかのデザインが施されています。配るのは必ず目的がありますから、その目的を達成するために

これを作るときにあれこれ悩む人は多いのですが、結局は無難なところに落ち着きます。まれにアグレッシブな宣材物が効果を出すことがありますが、はっきり言えばそれは丁半博打のようなもので、一発当てて成功ならラッキーという類のものです。

顧客は見やすいものを見る

電車やバスにかかっている広告を見てみると、いくつかのセオリーが見えます。分かりやすいところでいうと、ひとつは、全体的に文字が大きいこと。もうひとつは明度に差を持たせていること。

公共交通機関のチラシは、移動する間にちょっと目に触れるものですが、路上と違ってじっくりと読まれる可能性があります。しかし、近づいて見ることはあまりなく、遠くからちょっと読む程度が現実的です。そのため、小さな文字はあまり使わず、読ませたいところは極力短くまとめています。

もうひとつの明度に差をつけているというのは、ユニバーサルデザインの基本です。色には色相というものがあって、近い色相だと、色覚異常の方や高齢者には見分けがつきにくく、何が書いているのか分からないという問題が起こります。また、明度がはっきりとしていると、遠くからでも読みやすいという効果もあります。

デザインをするときは、必ず「見る人」と「見る環境」を踏まえる必要があります。それを踏まえない宣材物は、効果を期待することはできません。そして、そうした見やすさを優先して考えていくと、結局は無難なデザインに落ち着くのです。

ターゲット層に適したデザイン

ひとつの事例として、投資家向けセミナーと新米ママの子育てセミナーの案内チラシを比べてみます。どちらもセミナー募集という目的は同じですが、顧客対象が全く違います。当然デザインも全く違うだろうことは予想されるかと思います。

デザインは、必ずそれを見る人の層に合わせたものでなければなりません。新米ママに、重厚なブルーを使った明朝体が主体のチラシを作ったところで、あまり反響がないだろうことは誰でも予測できることです。しかし、顧客対象が20代~60代の男女という商品を売っている方は、同じような失敗に陥る可能性を考えるべきでしょう。

少なくとも、20代の男性と60代の女性に共通したデザインというのは、めったに見ることはありません。ひとつのチラシを作ったら、それは必ずどこかの層に合うようになるし、逆に合わない層も確実に出てきます。どの層にも合うというデザインは、どの層にも中途半端にしか訴求できないということの裏返しになります。

宣材物を作るときは、事業コンセプトから

どんな宣材物でも、顧客対象が決まらないことには一貫したデザインは望めません。そして、顧客対象をはっきり決めるということは、事業の方向性をはっきり決めることと同じことです。逆に言えば、事業の方向性がはっきりしないものは顧客対象も見えないし、その流れで宣材物を作っても、一貫性がなく、効果がほとんど望めないという結果になってしまいます。

宣材物は単なる手段ですから、どんなものを作ろうかを考える時間はまったく無駄でしかありません。事業コンセプトが決まれば、ほぼ自動的にある程度のデザインは決まってしまいます。そこに遊び心を入れるなどの工夫は楽しい作業ですが、それまでの無駄な時間は極力削るべきでしょう。

 

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