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企画書作成の基礎講座 – 目線を意識したレイアウト

最終更新日:2018/9/14

今回はレイアウトの話です。企画書を作る時は、1ページの中に収まる分量を意識しないといけませんが、どうしてもある程度詰めた内容を入れなければならない場合も出てきます。

そんなときに、どこに何を配置すれば良いのかを把握しておくと、配置のすっきりした、見やすい企画書を作ることができるようになります。

レイアウトの例(1段のレイアウト)

最も分かりやすいのは1段のレイアウトです。文章を横書きにする場合、視線は左から右に流れます。基本は、この文章を読む視線の流れに沿うものなので、それほど難しいというわけではありません。

1段のレイアウトとしては、タイトル(見出し)と本文が縦に並ぶレイアウトがポピュラーです。箇条書きは良く使う手法ですが、タイトルと本文のデザインを整えることで、読みやすいレイアウトになります。

単にタイトルを大きな字や太字にするだけでも本文との差別化ができますが、できれば下線を引く、枠で囲むなどの工夫をしたほうが良いでしょう。1組のタイトルと本文をしっかりと独立させることで、読みやすさは変わってきます。

レイアウトの例(2段のレイアウト)

基本的には全て1段で収めてしまった方が読みやすいレイアウトになるのですが、ある程度中身を詰めた形にしないといけない場合があります。この場合は2段以上のレイアウトになります。

視線の方向はZ型と言われるものになります。スタートから一旦右に見た後、一段下に降りてまた右端まで視線が動きます。

複数のグラフを見せる場合、例えば上記のような形はグラフが2つありますが、グラフの説明という枠が、すぐ左の棒グラフの説明であることが直観的に分かります。表も同じで、すぐ左の円グラフに関する表であることが直観的に分かります。

これを縦に配置してしまうと、直観的に分かりにくくなり、読むのに戸惑ってしまうことになります。

この視線は縦横何段あっても同じですので、3段、4段のレイアウトを作らざるを得ない時は、できるだけZ型の視線に合わせたレイアウトを整えることが必要です。

特殊なレイアウト(円形のレイアウト)

円形のレイアウトはかなり特殊です。基本的には左上から右下に視線は流れますが、必ずしもそうでないパターンがあるという一例です。

レイアウト例を2つ出しましたが、基本的に、円形の場合は視線は周回します。問題はどこがスタートになるかという点です。基本的には左上から周回しますが、そうでないケースもあります。

そうでない例というのは、円グラフのような形を1つのレイアウトとして表示する場合です。円グラフは右上から始まるため、視線は右上から始まることになります。このとき、最終的に見るのは左上になります。

円形のレイアウトを組む場合は、視線が周回することを前提に、どこを最初に見せるのかを意識する必要があります。

視線の最初を意識させる方法

視線のスタートは、基本的には左上からですが、ある程度誘導することができます。できれば視線が自然に進む方向に任せる方が良いのですが、円形のレイアウトなどは必ずしもそうならない場合があります。

こういう時は、視線のスタートを目立たせるなどの方法で、視線のスタートを意識させることが重要になります。

1.色で誘導する

人の視線は、彩度の高い色から低い色に視線が進む傾向にあります。彩度の高い色というのは、赤やオレンジといった色です。そして、彩度の低い色というのは、青系の色になります。最も彩度の低い色は、当然グレー系の色です。

したがって、赤、緑、青、グレーの順に色を配置することで、だんだん彩度が低くなる色の配置になり視線を誘導することができるようになります。

注意しなければならないのは、彩度の配置がバラバラにならないことです。彩度をバラバラにしてしまうと、最初に誘導したい色の特徴が薄れてしまい、誘導ができなくなってしまいます。

2.目星をつける

目星が付くというのは、見当がつくという意味ですが、ここでは目星、つまり何かの印をつけることを言います。名前の通り星マークでも何でも良いです。「ここがスタートです」と、他の要素にないものを付けることで、そこが視線のスタートだと誘導することができます。

あとは視線が勝手に周回してくれるので、それほど難しい処理にはなりません。

ただし、目星をつけるのは上部の左か右だけです。下部につけても、そこが目立つだけで、そこを起点に周回することはありません。おそらく下から視線を周回させるレイアウトなどはありませんので、あまり問題にはならないと思います。

また、目星をつける場合は、複数のマークを使わないことも注意するべき点です。それぞれの要素にいろんなマークが入っていたら、どれが目星なのかわからなくなります。目星を付ける場合は、他の要素を目立たなくさせることも必要です。

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