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企画書作成の基礎講座 – 「はじめに」と「目次」の役割

最終更新日:2018/9/5

企画書の中には1枚ものと言われるものもありますが、通常ある程度の規模の企画書は複数枚の冊子形式にすることがほとんどです。1枚ものの企画書は、ある程度のイメージを伝えるもので、いわば入口でしかありません。

複数枚の企画書であれば、よほど少ないページ数でない限り、「目次」が必ず必要です。そして、目次の手前には、必ず「はじめに」を入れることを心掛けるべきです。

「はじめに」の役割

「はじめに」というのは、多くの本で見られるものです。そこには謝辞や本を執筆した背景など、さまざまなことが書かれています。では、「はじめに」の役割とは何でしょうか。

たとえば小説を出版社に投稿するとき、よほどの短編でない限り、かならず「あらすじ」の提出を求められます。なぜかというと、担当者が長い小説をいちいち読む暇がないからです。そして、「あらすじ」を読んで、ある程度の話の流れを理解した上で、読む読まないを決めます。つまり、「あらすじ」次第では、本文を読まれることすらない可能性があるということです。

これを企画書に置き換えて考えてみましょう。十数ページの企画書を作ったとして、それを関係者全員が1からじっくり読むでしょうか。1枚めくって、いきなり膨大な資料のページが表れて、その後を読む気になれるでしょうか。

「はじめに」というのは、読み手に対して、企画のあらすじを伝えるものです。「この企画には、だいたいこんなことが書いていますよ」と、おおまかなところを伝えることで、読み手が企画書の本文に入りやすくするためのものです。

したがって、「はじめに」の内容は読み手が「読んでみよう」と思うものでなければなりません。そして、「はじめに」は、最初の1ページ目、表紙をめくった次にこなければなりません。また、「はじめに」はあくまでも導入部分ですから、1ページに収めることが重要です。

ただし、まれにクライアントからページ数を指定される場合がありますので、その場合は「はじめに」を省くこともあるかもしれません。

「はじめに」の内容

「はじめに」の役割は十分に分かっていただけたと思います。では、「はじめに」には何を書けば良いのでしょうか。読み手が最も知りたいことを書くというのは間違いです。知りたいことは読む人によってまちまちで、導入部分でその情報を出してしまうと、結論が分かって読む気がなくなることもあります。

読み手が予算を知りたいだろうと思っても、「はじめに」に予算がいくらなどと書きませんよね。

「はじめに」に書く内容は2つです。

1つは、「なぜこの企画を考えたのか」、そして、2つ目は「この企画で何が得られるのか」です。企画の内容を書く必要はありません。この2点は問題提起と結論で本文に書いているはずですから、それを短くまとめた形で表現できればOKです。

読み手はその企画の目的と、それによって得られるだろうメリットを理解することができます。そして、それが興味を引く内容であれば、読み手はある程度前向きに企画書に目を通してくれるでしょう。

蛇足ですが、署名はできるだけ代表者の名前を書いておくべきです。代表者の名前を書くことで、組織として提案していることを表現することができます。印象として、ここに担当者の名前を書くと、個人的な提案という印象を持たれてしまい、企画の重みが損なわれてしまうことになりかねません。

「目次」の役割

「はじめに」と同じように重要なのが「目次」です。単にタイトルとページ番号を並べただけのものですが、この役割はとても大きく、「はじめに」を外しても「目次」を外すことはまずありません。

いったい何が重要なのかというと、「目次」を見ることで、ある程度の企画のストーリーが見えるということです。

当然ですが、各セクションのタイトルが分かりやすいという前提ですが、タイトルのリストを見ると、どんな順番でどんなことを書いているのかが一目で分かります。これを理解していると、いつ、どんな終わり方をするのかが分かるため、内容をはっきりと理解することにつながります。

仮に、目次がない企画書に目を通すとどうなるでしょうか。読み始めは良いものの、途中から「この企画書はいつ終わるのだろうか」という気持ちが出始めます。その気持ちは、企画書に書かれた内容を理解しようという意識を邪魔してしまい、読み終わったときに残っている印象は微々たるものになってしまいます。

企画書というものは、読み物としては決しておもしろいものではありません。数字に囲まれた難解な読み物というのが、分かりやすい印象でしょう。そのため、「いつ終わるのか」をはっきりとさせておく必要があるのです。

仮に、読んでおもしろい企画書があったとしても、おもしろくて読み進めていたらいつの間にか終わっていた、ということでも困ります。ある程度のストーリーを理解して、内容をはっきりと理解してもらうことが、企画書に求められるものなのです。

 

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